膝や関節が痛くなる要因は？

長年の歩行や運動が積み重なり、膝関節を構成する軟骨が少しずつすり減っていきます。
この摩耗が原因となり、関節に炎症が起こり、痛みへとつながるのです。
最初はわずかな違和感かもしれませんが、放っておくと歩行が困難になったり、安静時にも痛みが続く可能性があります。
最初は軽い痛みや腫れでも、次第に日常生活に支障をきたす可能性も。
早めのケアが大切です。

急な運動や激しいスポーツで膝を酷使すると、若い人でも関節を痛めることがあります。
しかし、準備不足の状態でいきなり激しい運動を始めたり、無理なトレーニングを繰り返したりすると、膝の靭帯や腱を損傷し、慢性的な痛みを引き起こす可能性があります。
運動を中止すれば回復することが多いですが、重症化した場合スポーツができなくなったり、日常生活に支障をきたす恐れがあるため、注意が必要です。

雨や台風の日に関節の痛みが強くなることはありませんか？
これは気圧の変化が体に影響を与え、血圧と心拍数が上昇するためだと考えられています。
交感神経の活発化により、血管の収縮やアドレナリンの放出が起こり、結果として痛みに敏感になるのです。
同じ原理で、寒い季節も血行不良のため痛みを感じやすくなる場合があります。
梅雨の時期や冬場などは体を温めて血行を良くし、痛みに負けない体づくりを目指しましょう。